【WPF】MVVMフレームワーク『Prism』のインストールの仕方

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Prismについて

PrismはVisualStudioのWPF上で動作するMVVMの開発フレームワークです。

簡単に言うと、アプリケーションをMVVMパターンで開発することをめっちゃ簡単にしてくれるものです。

実際、WPF上でMVVMに沿ったアプリケーションを作ろうとすると、INotifyPropertyChangedやICommandのインターフェースの継承クラスを自分で実装する必要があるのですが、Prismが提供するBindableBaseやDelegateCommandクラスを使えばわざわざ実装する必要がなくなります

その他にもDIコンテナでView同士を疎結合にできるなど、MVVMでアプリを作るにあたって強力なサポートをしてくれます。

Prismのインストール

PrismはNuGetパッケージマネージャーから任意のプロジェクトにインストールして使用することもできますが、Template Packを使用する方がMVVMの開発環境を楽に整えられます

なので、以下ではPrism Template Packのインストール方法を解説します。

拡張機能の管理を開く

Visual Studioの上部メニューの『拡張機能』ー「拡張機能の管理」を押します。

Prism Template Packをインストールする

拡張機能マネージャーが開くので、『参照』タブを押します。
テキストボックスに「prism」と入力してEnterを押すと『Prism Template Pack』というパッケージが表示されるので、『インストール』ボタンを押します。

Visual Studioを一旦閉じる

下記のようなメッセージが表示されたらVisual Studioを閉じます。

インストールが開始される

自動的に以下のウィンドウが表示されるので、『Modify』ボタンを押します。

インストールが完了する

インストールが完了したら『Close』ボタンを押します。

Prismのテンプレートを使ってみる

それでは、Prism Template Packから新規プロジェクトを作ってみましょう。

新規プロジェクトを作成する

Visual Studioを起動し、『新しいプロジェクトの作成』を押します。

テンプレートを選択する

検索ボックス”prism“と入力します。

するとPrismのプロジェクトテンプレートのみが出てきますので、この中の『Prism Blank App(WPF)』を選択して『次へ(N)』を押します。

補足
Prism Full App(WPF)とかPrism Module(WPF)は使わないほうがいいの?
もちろん使ってダメなことはありません。ただし、Full Appはかなり大規模なアプリケーションを開発する前提のソリューション構成になっているので、慣れないうちは使わない方が吉だと思います。
また、Prism Moduleの方はいわゆるユーザーコントロールを作るテンプレートになっているので、基本的なスタートアッププロジェクトを作りたいのであれば『Blank App』を選択された方がよいかと思います。
プロジェクト名を入力する

お好みのプロジェクト名を入力して『作成(C)』を押します。

コンテナを選択する

Prismのコンテナ選択画面が出てきますが、どちらを選択しても大して影響はありません。(性能が若干異なるだけのようです。)

ここではUnityを選択して『CREATE PROJECT』を押します。

プロジェクト作成完了!!

このようなプロジェクトが新規作成されたらOKです。

さぁこれでMVVMのWPFアプリを作る準備は整いました!
どんどん作っていきましょう!

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